親子リレーの仕組みには・・・  高崎市のファイナンシャルプランナーブログ

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親子リレーとはそもそもどういうものか?

単純にお伝えするなら「親」と「子」がリレーして住宅ローンを組むことです。

このくらいみなさんのイメージでもわかると思います。

よく、親子リレーのパターンは二世帯住宅に使われたりもします。

しかし、二世帯住宅ではなく、子供の住宅を購入することにも使えるのです。

では、どんな時が多いかと言いますと、子供の収入が低い場合です。

例えば3000万円の住宅を購入しようとした場合、年収には約360万円の額面年収がないと組みません。

または本人が派遣社員や勤続が浅いと難しいケースもあります。

そこで両親の収入を合算して住宅ローンを組むことになります。

※両親が住宅ローンや賃貸料を支払っているのであれば、その支払いも含めて計算します。

※両親は一緒に住まなくても問題ありません。

どうしても、「あの物件が欲しい」「建てたい」となった時に親子リレーを利用して借入をすることになります。

そこでポイントは「主債務」と「連帯保証人」です。

子供の家を購入するのだから主債務者は「子供」だろうと考えると思いますが、このパターンですと子供の年齢で計算するのではなく、連帯保証人の「親」の年齢で計算することになります。

住宅ローンは最高79歳までなので、両親が60歳であれば19年しか組めないことになります。

ですから、主債務者を「親」、連帯保証人を「子」にするのです。

これで「親子」になりますよね。

連帯保証人を子供にすることによって、子供の年齢が44歳以下であれば35年ローンが組めます。

もちろん44歳以上でも残りの年数で住宅ローンが組むことができます。

ここで、もう一つのポイントは主債務者が団体信用生命保険に加入できるので、万が一、親が亡くなってしまった場合には住宅ローンがなくなります。

良いことか悪いことかなんとも言えませんが、このような仕組みになっております。

もう一つ、お伝えすることがあります・・・ 両親はご主人様の両親でも奥様の両親でもどちらでも親子リレーが組めること。

そして年金受給者、パート収入も合算することができます。

これで、今、住宅ローンを組めなくて困っている方がいらっしゃるのであれば参考にしてください。

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