先日、娘が10日間入院、手術もしたのですが、病院の窓口で「35,400円」だけ支払って退院しました。
そんなに安いの?
なんで?
と思うかも知れません。
理由は「高額療養費制度」と「限度額適用認定証」です。
ひとつひとつ、説明します。
「高額療養費制度」とは、入院や治療によってひと月あたりの自己負担額が一定金額を超えた場合に、申請することによってその超過部分の払い戻しを受ける事ができる制度です。
自己負担限度額は年齢や所得等によって異なります。
娘は21歳の大学生なので住民税非課税者であり、35,400円が自己負担限度額(月額)になりますので、この金額になります。
例えば、年収が370万円~770万円の方がガンになり、100万円の医療費が掛かったとしてもひと月の自己負担額は87,430円です。
ですから、入院保険では入院日額10,000円なんていらないってことですね。
それよりも入院一時金が5万や10万出る方がお得ですし、生命保険料は安いです。
私も入院日額5,000円しか掛けていません。
もうひとつ、「高額療養費制度」では、退院時に医療費の3割を一時負担して、翌月、自己負担限度額を超えた金額が戻ることになります。
これでは医療費が100万円になれば、退院時に30万円負担することになってしまいますので、 「限度額適用認定証」の登場です!
「限度額適用認定証」は健康組合から準備してくれます。
入院する前や入院中に連絡をして準備しておけば、退院時に87,430円(年収370万円~770万円の場合)の負担をするだけで大丈夫です。
これで安心して退院できますね♪ お話を纏めると、もしご入院された際には「限度額適用認定書」を事前準備しておきましょう♪ すまいと家計の相談窓口 高崎市のファイナンシャルプランナー