先日、私の父親が91歳にて永眠しました。
87歳頃から体が不自由になり、大好きだった農業もできなくなりました。
その後はデイサービスを活用しながら生活をしてきましたが90歳で脳梗塞になり、一時は危なかったですが、どうにか回復して、10カ月間に渡り病院での生活になりました。
そして、本人も自分の体力を感じ取ったのでしょう。
そのまま安らかにあの世にいきました。
4年間、この状況を経験した事をお伝えすると、介護にはお金が掛かります。
多くの方達は市町村から給付される介護費用で賄えると思いがちですが、私は経験したうえで全ては賄いきれないと実感しました。
特に介護費用は「要介護2」以上でないとカバーできる資金はでません。
要介護2以上は簡単にお伝えすると自ら何もできない状態に近いものです。
デイサービスも大きな費用ですし、家族に対しての負担も大きくなります。
1週間に2度くらいのサービスでしたら介護給付金で賄えると思いますが、それ以上になると自己負担がでます。
私は元気な母親がいるので普段は看病できましたが、母親が用事がある時はデイサービスの送迎などに付き合うこともありました。
もし、このように介護ができないご家庭ですとデイサービスが必要になります。
そうになるとみなさんが金銭面で負担になること、仕事に支障が出てしまう事、そして病気になった時には病院で毎月、10万円以上の自己負担が発生します。
このような状態がもっと長く続けばさらに金額が掛かり、家庭に大きな出費が掛かります。
また、病気でなければ特別養護老人ホームなどに行くことになりますので、収入によりますが15万円以上の自己負担が掛かります。
年齢関係なく、老後資金(生活費)だけで終わらないと考えて頂きたいと思います。
「老後の生活費」+「介護資金」と考えてください。
金額はお伝え出来ませんが、私達家族は大きな出費が掛かりました。
経験者だからお伝え出来ます。
みなさんもご家族などに負担を掛けたくないのであれば、今からでもご準備してください。
高崎市のファイナンシャルプランナー すまいと家計の相談窓口